うつ病から始まる休職生活

うつ病になってからの記録とこれからの人のために

社会からの距離と気づき

絶賛休職中の会社員ですが、生活は不規則になりがちになっています。

 

休職前は平日は6時起きで7時には家を出て電車に揺られ、職場に8時前には着くという生活をしていました。

しかしながら、今は何時に起きようが次の日の予定もなく、何時に寝てもよい生活が続いています。

現在休職し始めて2週間ほど経ちました。

 

最初の一週間は同僚への罪悪感、社会から外されてしまった疎外感をひしひしと感じていました。

朝、カーテンを開けて晴れていると「こんなに外は晴れていてみんなは社会的な活動をしているのに自分ときたら・・・。」と感じ、

 

雨が降っていると「なんでこんなに天気が悪いんだ。雨とかテンション下がるわ。

 

とどちらにしても気持ちの上でマイナスに受け止めてしまう自分がいました。

多分、うつの症状なんだと思います。

 

ただ、やはり時が解決してくれるとはよくいうもので、もちろん薬の服用もしているので、日に日に調子が良い日も増えてきました。

 

今は「大人の夏休み(季節外れの)を謳歌するか~仕事なんてどうにかなるか~~」

と意識的に思うことが出来るようになってきました。

 

前回の記事にも書きましたが、平日の昼間に街に繰り出す習慣がなかったので、いざ街をふらふらとしていると(浮浪者ではございませんw)いろんな人間模様も見えてくるものです。

 

そうそう、精神科より診断を受けて、いざ会社を休職する段階になると、診断書を会社に提出する必要があります。

会社に電話で連絡をしましたが、正直職場に診断書を届けに行く元気はありませんでした。

その時に上司が「私がずーやまくんの家に取りに行くか、郵便で送ってもらうかどちらかになるよ」と言われ、さすがに取りに来てもらうには恐縮だったので「速達で送らせていただきます」と返答をしました。

 

平日の郵便局に行くのも仕事以外で行くのは数年ぶり。

 

たまたまかもしれませんが、その時にいった郵便局は誤解を恐れずにいうのなら動物園のようでした。

 

ある窓口ではヤギのようなおばあさんが一生、財布から小銭を出しているし、

もう一つの窓口では夜逃げでもしてきたんかと思うような荷物(ブランケットやドライヤー等をビニール袋に入れてる)を持ったゴリラみたいなおばさんが郵便の金額でもめている。

 

それを椅子に座って『郵便局員さん頭が下がるわ・・・。おれこんな人達の対応無理やわ・・・。』なんて対岸の火事のように見ていると、緑の巨大な何かが横にズズズッと迫ってきました。

 

それはけば立った緑のスウェットのお尻でした。

僕と隣におばあさんが座っているのに、そこに無理やり40代くらいのおばさんがお尻で席を無理やりあけようと割り込んできたのです。

 

いつ洗ったかわからない湿気と油を含んだ髪の毛、部屋着のまま外出したと思われる、謎のセンスの緑スウェット、見た目とはかけ離れているマイメロディのリュック

 

(全ては僕の独自の価値観と偏見で表現したものなので、この表現が適切かどうかもわかりません。あくまで個人の意見としてとらえてほしいです。)

 

普通に社会人をしている中で遭遇しない人種との遭遇を果たしました。

と、同時に、世の中、案外そんなもんかもなあという変に達観した自分がいました。

 

自分は今、休職していて、社会から外されて昼間に郵便局にいて、マイメロおばさんにお尻で攻撃されて・・・そんな中の一部として存在していて・・・

 

と、悲しい気持ちになりかけましたが、それと同時に、自分自身をがんじがらめにしていたのは自分自身だったかもな。と思いました。

 

世界に生きているのは毎日仕事して、電車に揺られて、上司に怒られて、嫌な会議や飲み会に参加している人だけではないという当たり前のことに気が付いた気がします。

また

『社会に馴染まなければ』『うまくやらないと』『社会人とはこういうものだ』

と、追い込んでいたのは自分自身だとその時に気が付きました。

 

毎日忙しすぎて何かに追われて、自分自身の気持ちに蓋をしていたのかもしれません。

休職は自分を見つめなおす良いきっかけになりました。

 

ちなみに・・・

 

今服用している薬は「トリンテックス」という気持ちを上げる薬なのですが、副作用としてお腹が緩くなることがあるみたいです。

もともとすぐお腹がゆるゆるになる僕は案の定、副作用を受けまくっておならと一緒にうんぴが何度かこんにちはしました(笑)

 

30代にして漏らすのはなかなかに来ますね・・・(笑)