Wind Climbing~風にあそばれて~
という歌をご存知ですか?ずーやまです。
これは初期の魔法陣グルグルのED曲なのですが当時からなんとも言えない、切なさをとちょっと元気になるようなそんな感じの印象を受けていました。
奥井亜紀さんが作詞作曲している曲です。
彼女の歌声も透き通ってなんとも言えない世界観を醸し出してますね。
メロディももちろん好きなんですけど、歌詞がめちゃくちゃいいなと思っています。
サビの
「どうにもならない今日だけど 平坦な道じゃきっとつまらない」
自分に言い聞かせているような印象を受けてすごく好きです。
頑張れとか踏ん張れ
とかいうんじゃなくて、
実際、世界はどうしようもないこともあったり、自分では解決できないこともあるのは事実。でもきっと、なんでもうまく行くような人生ってつまんない!多分きっと。そう思って生きてくんだよ。
っていう、半分諦めにも似た、でもそれで捻くれるんじゃなくて、やれるだけやってみるみたいな決意の歌って感じで押し付けがましくなくて好きです。
「君ならできるさ」とか
「まだまだやれる」とか
元気な時はね、そういうのもいいと思いますけど、沈んでる人にそんな追い詰めるようなこと言わないでよ・・・・なんて自分は思うわけです。
あと歌詞の中で
「転んでできた 傷の痛みに
みあう何かを 求めたら幻」
っていうところも好きです。
転んでできた傷の痛みっていうのは犠牲を払って、いろんな努力をしてみたり、本当はしたいことも我慢したり、痛みを経験してこそ成功するんだっていう考え方だと思っていて
それに対して、これだけ頑張ったんだから絶対に自分に見返りがある!
なんてことは、幻でそんな何もかもうまくはいかないんだよって言ってるように思います。
ある意味、現実的な歌詞だなと思うし、同時に努力して痛みを伴ってという行動をしないといけないということをないんだよっていう優しさにも感じます。
最後に
「どうにもならない 今日はせめて
笑い話にかえられますように」
という、自分で解決できないこと、一生付き合って生きないといけないこと、そんなことは辛いだろうけど、せめて、それを笑って一緒に付き合っていけるようになったらいいねというメッセージなんだろうなと。
そして好きなのは かえられますように という「かえよう」とか「かえてみせる」とかじゃない、願わくば・・・みたいな言い切らない歌詞です。
悲しいことも苦しいこともあるこの世界だけども、生きていくのならば楽しく前向きに生きていけたらいいねみたいな奥井亜紀さんからのメッセージに思えました。
うつになったり、それでお金もなかったり、と色々と思い悩むこともありますがこの状況をどうせなら笑ってしまえるくらい、そんな前向きになれたらきっと素敵だねって思います。
もう少し元気になったらもっと主体的に動きたいです・・・!!!